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ア・モデラート・リストリクト
ストーリー補足
あくまで制作者がこういう意図だったよーという裏話?的なものです。
感想戦などで話して頂いてもいいかもしれません。
【脱出したい理由】
当然ながら閉じ込められれば普通に脱出したいと思いますが
それぞれが何故脱出したいのか、という話です。
エト→母親のお腹に赤ちゃんがいる。妹に会いたい。
トリ→高校最後の大会に出たい。優勝したい。
ルテ→好きな人とデートがしたい。告白したい。
ユニに関しては物語が進むにつれて
3 人を拘束したくない気持ちと閉じ込められたまま
みんなと一緒にいたい気持ちが大きくなっていき
複雑な心境を抱えています。
【ED について】
TRUE END「アラタナヘヤ」は
この施設から脱出はできたが、外には出られないという ED です。
いわゆる「つづく・・・?」ってやつですね。
ユニのセリフ「よかった」は 3 人からすると
(みんなと合流できてよかった)の意味に聞こえますが
実際は(脱出できなくてよかった)という意味になります。
BAD END「緩やかな拘束」は
施設の中で幸せな生活を送るので HAPPY END のようにも見えますが
実はユニが脱出できる手掛かりを隠して迎えた END なので
あまり良い END とは言えません。
緩やかな拘束はユニによって実行されたと言えます。
誰か一人でも一人脱出をした場合、残されたユニ以外のキャラクターは
「脱出ゲートが複数あること」を察し、消えた人間は脱出したのだろうと考えます。
そして閉塞された生活に耐えられなくなり
別の脱出ゲートを見つけ
次こそはと一人脱出を実行してしまいます。
結果的にユニは一人施設に取り残されてしまいます。
ED は全部で 4 つ用意されていますが 基本的に救いはありません。
しかし TRUE END と BAD END は 「ユニにとってはハッピーエンド」です。
【その他】
ユニの心情を分かった上で今までのことを思い返すと
ユニのセリフの意味が変わって聞こえます。
ユニは終始不安そうにしていますが 「出口、あるのかなあ…」は
内心「ない方が嬉しい」という意味になります。
キャラクターを知るにつれて4 人の仲の良さが分かると思います。
4 人はお互いのことをとても大事に思っています。
エトはたまにユニの頭を撫で
トリは終始ユニを心配し
ルテはよくユニの体を支えます。
そういう些細なものに4 人の関係性がでていたら嬉しくおもいます。
余談ですがアソビノヘヤで棚の下の隙間からアイテムをとる方法として
ユニの白杖を使う必要がありますが
テストプレイ時、PL の見事なひらめきによって
「ビリヤードのキュー」を提示されてしまい
「あ!?ビリヤードのキュー絶対届いてしまうな!?」
と思った制作者は
慌ててこの世からビリヤードのキューを消滅させました。
制作時はまったく気がつかなかったので
どう修正しようか悩みました。ガバガバですみません。
「棚動かせばいいんじゃない?」と言われた時も焦りましたが
めちゃくちゃに重いことにしました。本当すみません。
ストーリーを進めるために順序を指定したり、不可能なことがあったりと
少し RP の自由度が少なくなってしまったのではと反省しています。
テストプレイ時は感想戦で4人のその後の関係性や 過去の話、
一人脱出をしたキャラのその後の妄想で
盛り上がったのでぜひ自由に
キャラクターを動かしていただければとても嬉しいです。
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