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​エンディング1

4 人はアソビノヘヤに集まった。

 

この部屋の脱出ゲートはユニが使うことになったので

目の見えない彼女を送ってからそれぞれ脱出することにした。

 

ユニ「…今だけ、だよね?1 人なの…」

 

ユニは不安そうに俯く。

エトがユニの頭を優しく撫でた。

 

エト「ああ、大丈夫だ。必ず後で合流できる」

 

エトはユニを安心させるために根拠の無いことを言った。

けれど自信家な彼の言葉はユニをとても勇気づけた。

 

トリ「ユニのおかげで脱出する道が開けたんだ。

ユニを一人になんかさせたら、バチがあたっちまう」

 

ルテ「てかユニは色んなこと気にしすぎ!

ユニと一緒にいたいのはアタシらなのにさ」

 

トリとルテも同じようにユニへ笑いかける。

ユニは白杖を強く握りしめ、狭い穴へ入っていく。

ユニの姿が見えなくなったあと、

3 人は無言のまま互いにうなずいた。

 

(またあとで)

 

そんな会話をするような雰囲気で

3 人は脱出するためのゲートへと向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目が覚めると、隣に幼馴染みの顔が見えた。

 

脱出ゲートを進んだ後の記憶がおぼろげだ。

 

いつのまにか意識を失っていたらしい。

ユニが呟く。

 

 

 

 

 

 

「よかった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこには、正方形の部屋が広がっていた。

 

 

TRUE END「アラタナヘヤ」

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